看護師になりたい!まず迷うのは「学校選び」
『看護師になりたい』と思ったとき、まず最初に悩むのが看護学校を選ぶことだと思います。
専門学校、4年制大学、短期大学、看護高等学校…どんな学校をどうやって選べばよいのか?
カリキュラム?教員の実績?口コミ?卒業生の進路?偏差値?
比較対象がありすぎて、わけがわからなくなりますよね。。
ここでは、わたしが経験したことから看護学校を選ぶ上で「これだけは大事!」というポイントをまとめました。
看護学校を選ぶときに大切なたった1つのこと
理想の看護師像を明確にしよう
わたしが考える看護学校選びのポイントはこれだけです。
“理想の看護師像を明確にする”
あなたは、どんな看護師になりたいですか?
- 病棟で患者さんのケアをする看護師
- 救命でバリバリ働く看護師
- 手術室で医師の介助をするオペナース
- 出産に携わる助産師
- 地域貢献に努める保健師
- 企業で働く産業保健師
- 学校の保健室で働く養護教諭
- 在宅へ訪問する訪問看護師
- 英語が話せる国際的な看護師
どんな看護師になりたいか、それを明確にすることで、看護学校を決めやすくなると思います。
なりたい看護師によって学校選びが変わる
例えば、助産師、または保健師になりたい場合。
その場合は、看護師国家資格を取得後に助産師国家試験と保健師国家試験を受験することができます。
国家試験は3日連続であります。
- 1日目:看護師国家試験
- 2日目:保健師国家試験
- 3日目:助産師国家試験
看護師国家試験に合格すれば、保健師・助産師も受かっていれば合格をもらえます。
しかし、看護師国家試験が不合格だった場合は、保健師・助産師も不合格となります。
看護師国家資格と同時に取得したいのであれば、
『保健師・助産師の国家試験受験資格が得られる』と記載のある学校を選びましょう。
ただし、カリキュラムに保健師の授業や臨地実習が入るため、看護師のみの学校よりも授業量はかなり増えます。
また、助産課程を学ぶ場合、学科内で成績優秀者かつ希望者のみ受けられる学校もあります。
英語が話せる国際的な看護師になりたい場合は、英語必修の看護学校もあります。
養護教諭になりたい場合は、カリキュラムによって看護学校から目指せる学校もあります。
訪問看護は、新人では難しいことが多く、ある程度の経験を積んでからが安全です。
わたしが看護学校を決めた3つの条件
① 助産課程がある学校
当時のわたしの理想の看護師像は「病棟で患者に寄り添う看護師」。
できたら助産師も…とチラッと考えていました。
なので、まずは助産課程がとれる学校を探しました。
② 就職しやすい附属病院のある大学
就活はしたくなかったので、就職に有利な大学附属病院のある大学を選びました。
附属病院は、卒業後に新卒で就職できる補償制度があるところもあります。
③ 一般教養や語学の授業があること
看護以外も学びたいと思っていたので、経済学や英語などの一般教養が学べる大学を選びました。
この3つの条件を満たして選んだのが、4年制大学の看護学科でした。
看護学校選びで重視したこと
① 家から通いやすい距離
看護学科は授業量が多く、毎日びっしり。
臨地実習が始まると拘束時間も長く、朝も早いし夜も遅い。
1年生のときだけ実家から通い、2年生からは大学近くで一人暮らし。
徒歩5分の距離に住み、毎日通い続けられたのは「家から近い」という条件があったからです。
② 大学受験科目と自分の得意・不得意
看護師になりたいと決めたのは高校3年の10月。
それまでまったく準備していませんでした。
英語必修の大学が多い中、わたしが選んだ大学は「英語・数学・現代文・生物・物理の中から2科目選択」。
数学が得意だったので迷わず選択。現代文も消去法で選びました。
父が100校ほどの資料を取り寄せてくれたり、予備校や家庭教師の手配もしてくれて本当に感謝しています。
偏差値よりも大事なこととは?
国家試験に合格することがゴール
どんなに偏差値が高い大学でも、どんなに低くても、「看護師国家資格」を取らなければ看護師にはなれません。
大事なのは「どこで学ぶか」より「何をするか」です。
志し次第で学びの価値は変わる
臨地実習の指導で学生を見ていても、学校や偏差値以上に、本人のやる気・志しで大きく違いが出ます。
つまり、どんな学校でも「学ぶ姿勢」で結果は変わるのです。
学費や奨学金制度について
大学附属病院による奨学金制度
大学附属病院に3年間勤務すれば奨学金返済不要になる制度もあります。
入学前に調べておくと安心です。
学費の目安と支援の活用方法
4年制大学の看護学科は、年間約200万円、4年間で約800万円が目安。
わたしは奨学金制度を利用して、働きながら返済を終えました。
看護学校選びのまとめ
理想の看護師像を明確に
まずは「どんな看護師になりたいか」を明確にすること。
気にすべきポイント
- 家から通いやすいか
- 受験科目の種類
- カリキュラム(保健師・助産師の資格取得など)
- 学費・奨学金制度
気にしすぎなくていいポイント
- 偏差値
- 教員の実績
- 卒業生の進路
いかがでしたか?
看護師は何歳からでも、どんな人でも目指せます。
まずは「理想の看護師像」をイメージしてみてください。
あなたの未来に、きっと役立つヒントになるはずです。
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